岡山市に移住・定住するための情報サイト
おかやま生活 安全・安心・幸せ・どんぶらこ
文字サイズ
  • メールマガジン登録
  • LINE友だち追加
  • インスタグラムをみる
  • Facebook
おかやまぐらし相談センターへのお問合せ
東京 0120-936-751 大阪 0120-936-708
岡山市おかやまぐらし推進室へのお問い合わせこちらからお願いします
お問い合わせフォームへ

HOME>移住者インタビュー>価値観の変化に伴い、自分らしい生き方を求めて帰郷。 岡山の魅力を再発見し、感性を磨いています。

A.Hさん
A.Hさん
出身地:岡山県赤磐市
現住所:岡山市北区
移住年:2022年
年齢:50代
家族構成:1人(本人、猫)
職業:販売員
  • 岡山市北区
  • 50代
  • Uターン
  • 単身移住

移住までの流れ

  • step1
    岡山へのUターンを決意
  • step2
    「おかやまぐらし相談センター」のサポートを受けて就職活動を行う
  • step3
    実家に戻る予定を変更し、愛猫と暮らせる物件を探す
  • step4
    移住を決めて約半年後、岡山市に移住

移住者インタビュー

価値観の変化に伴い、自分らしい生き方を求めて帰郷。 岡山の魅力を再発見し、感性を磨いています。

岡山市への移住を決められたきっかけは?
イメージ1
私はもともと山陽町(現:岡山県赤磐市)出身で、高校卒業後は神戸の大学に進学しました。社会人になってからは東京や関西で暮らしていたので、岡山を離れてから20年近く経ちます。移住前は兵庫県芦屋市に住み、大阪の老舗デパートで販売の仕事をしていました。デパートの仕事はとても忙しく、新型コロナウイルスの感染拡大で、常に不安や緊張感を持ちながら接客をする毎日。都会での生活には慣れたつもりでしたが、いつの間にか気持ちにゆとりを持てなくなっている自分に気づいたんです。

モノにあふれた都市部の生活は便利で刺激的ですが、消費する感覚の強さに疲れを感じることも増えました。「自分らしい生き方とは何だろう?」と考えた時に、消費よりも生み出す側に目を向けながら、都会生活では得られないものをインプットしたいという想いが膨らみました。その時にふと思い浮かんだのは、故郷・岡山の穏やかな風景。岡山には高齢の両親が暮らしているので、元気なうちに帰って新生活を始めるのも親孝行のひとつと考えて、Uターンを決意しました。
転機や目的があったわけではないですが、年齢を重ねたことやコロナ禍の影響で、自分自身の価値観が大きく変わったことが移住のきっかけになりました。
移住するまでの流れを教えてください
まずは移住後の仕事を探そうと、インターネットで情報収集を始めました。岡山への移住支援を行う「おかやまぐらし相談センター」のWEBサイトを見つけ、梅田駅近くの大阪オフィスに足を運んでみました。当時は仕事に疲弊していて不安も大きかったので、担当者の丁寧な対応に心が救われましたね。向こうから歩み寄ってくれる温かい雰囲気があって、「何だか岡山らしいな」とうれしくなったのを覚えています。岡山に帰らずとも、身近な場所で移住相談ができたことも良かったですね。

担当者の方は私に合いそうな仕事を幅広くピックアップし、履歴書の書き方からWEB面接まで細かくアドバイスしてくださいました。資料は常に見やすくまとめられていて、大学の就活相談レベルのサポートを無料で受けることができました。最初にアプローチした会社は応募期限が過ぎていたものの、「Hさんに合う会社だと思うので、履歴書だけでも読んでいただけるようにお願いしてみましょう」と勧めてくださり、面接までこぎつけることができました。結果的に不採用でしたが、全てに納得できたこと、駄目だと思っても最後まであきらめずに挑戦したことで、前向きに転職活動を続けられました。

岡山市内の企業を面接した際には、ありがたいことに岡山市が実施する交通費補助制度も受けられました。その後は書類選考を繰り返し、今の職場に採用が決まりました。
現在の生活について教えてください
イメージ3
岡山市内にマンションを借り、以前から飼っていた愛猫と共に暮らしています。職場は岡山駅の近くで、普段の移動手段はもっぱら徒歩か自転車。休日は岡山後楽園を散歩したり、お気に入りのカフェに出かけたりと、岡山市の街を満喫しています。特にお気に入りなのが、岡山市内に設置されているシェアサイクルの「ももちゃり」。市内中心部に複数のサイクルポートがあって、好きな時に好きな場所まで乗れる気軽さが魅力です。「ももちゃり」のおかげで街を散策するのが楽しくなりました。
移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
最初は赤磐市の実家に住む予定だったのですが、飼い猫のこともあってマンション暮らしに急遽変更。しかしペット可の物件がなかなか見つからず、退職のタイミングも重なって、最後はバタバタと移住の準備を進めてしまいました。実家暮らしのつもりで「おかやまぐらし相談センター」に転職相談をしていたので、住まいに関しての相談は手薄になっていたんです。最後の挨拶のつもりで大阪オフィスに伺うと、「岡山市には家賃補助制度がありますよ」と教えていただき、何とか手続きに間に合うことができました。担当者の方には最後まで何かとお世話になりっぱなしでしたが、もっと頼っておけば楽に家探しができたのかもしれません。
移住後に感じた岡山の魅力とは?
イメージ5
岡山の歴史や文化の素晴らしさを再認識するようになり、それらが移住者や若い人の観点で評価され、受け継がれていることに魅力を感じます。私は京都で和紙染めを習っていたのですが、岡山県内にも和紙の文化を継承している団体や工房がいくつかあり、郷土の伝統工芸が大切に守られていることを知りました。休日にカフェや文化施設を訪ね歩くと、感性豊かな人達の情報がどんどん入ってきて、数珠つなぎに街の魅力を知ることができます。岡山市は移住して来られた方が多く活躍されていて、岡山の素晴らしい価値の捉え方や伝え方が上手な方ばかりだと思います。私自身も移住者と地元民の両方の目線で街を見ながら、面白いことをたくさん見つけたいですね。
これから移住される方へのメッセージ・アドバイス
イメージ6
移住前はバタバタしがちですが、周りの頼れる人に相談しておくことで移住の負担が減らせるかもしれません。私の場合は「おかやまぐらし相談センター」がすべてにおいて背中を押してくれました。ここが無かったら、私の移住も無かったと思うほど大きな存在です。

移住希望者の中には、故郷の両親と同居を考えている方もいらっしゃると思います。私は猫のことがあったので別々の暮らしを選択しましたが、あえて別々の暮らしをしたことで両親との心地よい関係性につながりました。お互いの生活リズムを尊重し、手の届く距離感でサポートし合い、「今後のことはなるようになる」と腹をくくっています。それができたのは、移住前に両親としっかり話し合えたから。まずは素直な気持ちや本音を伝えてみることが大切だと感じます。

移住は人生をより豊かにするためのもの。まずは新天地で生活を楽しみながら、自分自身のエネルギーを整えることが大切です。そこからじっくり腹をすえて生き方を探すのも一つの方法だと思います。

他の動画一覧