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HOME>移住者インタビュー>7年間の東京生活の後Uターン。移住支援の仕事に携わりながら 大好きな演劇を続けています。

山根 輝久さん
山根 輝久さん
出身地:岡山県
現住所:倉敷市
移住年:2011年7月
年齢:33歳
家族構成:2人(本人、妻)
職業:公務員
  • 30代
  • Uターン
  • 単身移住

移住までの流れ

  • step1
    岡山から東京の大学に進学後、食品会社に就職
  • step2
    2011年にUターン
  • step3
    実家を拠点に、公務員を目指して勉強に励む
  • step4
    公務員採用試験に合格後福祉事務所や市役所に勤務

移住者インタビュー

7年間の東京生活の後Uターン。移住支援の仕事に携わりながら 大好きな演劇を続けています。

岡山市への移住を決められたきっかけは?
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私は岡山市東区の出身で、大学進学を機に上京しました。小さい頃からお芝居が好きだったこともあり、舞台や演劇に触れる機会の多い東京は憧れの場所だったんです。大学卒業後は菓子製造会社で働きながら、大学時代から所属していた劇団の活動も続けていました。仕事とお芝居の両立は大変でしたが、とても楽しく充実した生活を送っていました。

Uターンを意識し始めたのは、社会人になって2年が経った頃。帰省する度に両親や祖父母に対して「年を取ったなあ」と感じるようになったのがきっかけです。離れているから余計にそう思えたのかもしれません。所属していた劇団の代表がご年配の方だったのですが、劇団員のみんなのサポートを受ける代表の姿に、ふと両親が重なることもありました。私は3人兄弟の長男なので、いつかは岡山に帰らなければいけないという気持ちもあり、「親や祖父母をサポートしてあげられるのは自分なんだ」とUターンする決意が固まりました。
移住するまでの流れを教えてください。
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私の場合は実家に戻ると決めていたので、住む場所を探す必要はありませんでした。仕事についてはとりあえず岡山に戻ってから考えようと思い、先に退職のタイミングだけを決めてから帰る準備を進めました。東京でお芝居ができないのは残念でしたが、芝居の世界に本気で飛び込めるだけの自信や度胸もなかなか持てなくて。地元で好きな芝居を細々とでも続けていけるなら満足だなと考えていました。

2011年7月に岡山に戻ってからは、まず再就職に向けて動き出しました。一生続けられる安定した仕事に就きたいと考えて、せっかく自由な時間があるのだから一から勉強してみようと公務員の道を目指すことに決めました。それからは専門学校に通って勉強し、無事試験に合格。2014年から晴れて公務員としてのスタートを切りました。
現在の生活について教えてください。
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現在は岡山市役所の移住定住支援室に勤務しています。定期的な東京での移住相談会の開催や各種支援制度の案内など、岡山市への移住を検討している方のサポートをする仕事です。岡山市では移住下見ツアーの開催や東京圏からの就職・転職活動の際の交通費補助、お試し住宅という家賃補助など、様々な支援を実施しています。岡山県内の市町や移住支援活動を行う団体とも協力しながら、地域と連携した活動に積極的に取り組んでいます。自身のUターン経験を生かして移住に役立つ情報を提供し、岡山で暮らす良さを分かりやすく伝えていきたいと思います。

プライベートでは2016年に結婚し、今は実家を出て夫婦ふたりで生活しています。仕事終わりには地元の西大寺を拠点にする「おにぎり劇団」の座長として活動を続けています。岡山に帰ってからも大好きなお芝居ができるのはうれしいですね。「おにぎり劇団」は社会人16人ほどが所属する小さな劇団で、脚本や演出もすべてオリジナル。地元西大寺ゆかりのものをテーマに、みんなで考えて創作する手作り感が魅力です。こうした活動を通じて地元を盛り上げ、若い世代に西大寺の魅力を伝えていくのが目標です。
移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
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Uターン後の転職について何も考えずに仕事を辞めてしまったため、就職活動としては非常に効率の悪い動き方になってしまいました。公務員試験は基本的に年1回、5~6月に集中して行われるのですが、岡山に戻ってきたのは7月。次の試験まで1年ほど空いてしまいました。東京にいる間にどういう職業に就きたいのかを考え、岡山の求人情報なども幅広く集めておけばよかったと反省しています。仕事に限らず、実際に動く前に計画を立て、移住先の情報をしっかり調べておくことをおすすめします。
移住後に感じた岡山の魅力とは?
「都会過ぎず、田舎過ぎず」の程よいバランスで生活できるのが岡山市の良いところ。特に中心部は商業施設や魅力的なお店が増えてきて、市内全体がどんどん便利になっているのを感じます。一方、身近なところに緑や川など自然の風景がたくさん残っているので、人も街もゆったりとして暮らしやすい環境です。東京では人の多さや都会の慌ただしさについていけない自分がいました。それに比べて、岡山は自分のペースに合っていると感じます。
岡山に戻ってからは、地元のお祭りに積極的に参加するようになりました。生まれ育った東区の西大寺には、日本三大奇祭の一つといわれる「はだか祭り」があるのですが、東京に住んでいた時は「はだか祭り」についてきちんと説明できず、岡山の魅力について聞かれても上手く伝えることができなかったんです。岡山には素晴らしい風土や文化、歴史があるのに、それに触れてこなかったことを痛感しました。Uターンしたことで、改めて岡山の良さに気づけたことを実感しています。
移住を検討されている方へのメッセージ・アドバイス
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何のために移住をするのか、どんな場所でどんな暮らしがしたいのかをしっかり考えて、家族間でその思いを共有しておくことが大切です。
移住はより良く暮らしていくための一つの手段です。移住すること自体が目的になってしまうと、その後の生活に理想とのギャップが生じ、上手くいかなかったというマイナスの結論に陥りがちです。自分らしい暮らし方を突き詰めた結果、移住しないという選択肢がベストになる場合もあります。移住が最終目標ではなく、移住した後の幸せな暮らしをゴールに見据えておくことが一番重要だと思います。

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