移住者インタビュー

岡山市中区
30代
Jターン
単身移住
出身地:
岐阜県
取材時住所:
岡山市中区
移住年:
2015年
年齢:
32歳
家族構成:
独身
職業:
アルバイト
島根へ移住
2年半ほど生活
岡山への移住を検討
移住者支援団体に 住まい探しの相談
物件の下見
岡山へ移住

2度目の移住。これからの生活のことを考えて、気候が良く、災害の少ない岡山へ移りました。

岡山市への移住を決められたきっかけは?
私はもともとは岐阜県の出身です。島根県へ移住した後、岡山へ移りました。親元での生活が長く続いたため、独立して生活がしたいという思いで移住を決意したのです。最初は、旅行で訪れたことのある島根県へと移ったのですが、生活を始めてみると、イメージしていたものと実際の暮らしには大きなギャップがありました。長く暮らしていた岐阜とは全く違う厳しい気候や、周辺の商業施設の少なさなどに慣れることができなかったのです。2年半ほど暮らしましたが、その後も島根での生活を続けることが想像できず、もう少し気候の良い場所へと移りたいと思うようになりました。

そんな時、書店で見つけた「田舎暮らしの本」を読んで岡山のことを意識するようになりました。気候が良く、災害も少ない。「晴れの国」ということで興味を持ちましたね。それから実際に岡山を訪れたり、インターネットで調べて情報を集めるようになりました。そして、ほどよい街の規模、自然環境の良さ、新幹線や空港など交通アクセスの便利さを知って、岡山への移住を決めました。
移住するまでの流れを教えてください。
まずは実際に街を見てみようと、2015年の2月頃に初めて岡山を訪れました。住居などの情報を調べ始めたのですが、膨大な物件と複数の不動産店の中から自分だけの力で物件を選ぶのは、とても大変な作業でした。そのため、「田舎暮らしの本」に掲載されていた、居住者の支援団体へ連絡をしてみようと思ったのです。複数の団体が掲載されていたため、まずはインターネットでそれぞれの特長を調べました。私は住まい探しに協力をして欲しかったので、建設関係のネットワークに強みを持つと分かった「岡山盛り上げよう会」(おかもり会)に連絡を取ることにしました。その後は、「おかもり会」の方に希望を伝えることで、おすすめの物件を数件に絞ってもらうことができました。さらに物件の見学にも立ち会ってもらえたため、スムーズに決めることができました。

仕事については、離れた場所から探そうと思っても、ハローワークで仕事を探すくらいしか手段がないため、実際に現地に移ってきてから見つかる仕事もあるのではないかと思い、今までの貯金を使う形で、色々と節約をしながら引っ越しを行いました。
現在の生活について教えてください。
現在は平屋の一戸建ての住宅で暮らしています。少し古い建物ですが、マンションのように隣の住人に気を使う必要がないため、快適な生活です。私と同じように「おかもり会」からの紹介で近所に移住してきた方との繋がりができたので、友人や知り合いが少ない寂しさを感じることもありません。また、岡山では進んで話しかけてくれる方が多く、こちらでの生活には、すぐに慣れることができました。
移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
ゴミの分別について調べておいた方が良いかもしれません。地域によって分別や回収の方法は異なりますので、あらかじめ調べておくと戸惑うことがないと思います。住まいからゴミの回収場所が遠いこともありますので、車を持たない人には少し不便なこともあるかもしれないですね。
移住後に感じた岡山の魅力とは?
天候が良いことです。晴れの日が多く、雪や台風などは少ないと思います。住んでいる人が明るいというのも感じますね。話しかけてくれる方が多いのです。それから、私の住んでいる土地柄もあるのだと思いますが、子どもが多く街に活気を感じます。子育てにはとても良い環境なのではないでしょうか。

また、どこへ行くにもアクセスが良いのが魅力です。新幹線はもちろん、市内に空港があるので飛行機も簡単に利用できます。四国や山陰への電車も出ているので、島根の友人に会いに行く際にもとても便利です。

それから、自然豊かで山も海も楽しめる場所です。あまりイメージがありませんが、岡山には安富牧場や蒜山の牧場などの複数の牧場があります。もちろん、海へ行けば瀬戸内の景色が楽しめます。車がないと移動が難しいため、まだ実際に見に行けていない場所も多いですが、楽しめる場所は色々あると思います。観光地でいうと、倉敷の美観地区は倉敷駅から近い場所にあるので、私も見て回りました。
移住を検討されている方へのメッセージ・アドバイス
まずは現地を訪れてください。東京や大阪などでは、移住を検討されている方を対象にした相談会が開催されていますので、そうした場所で話を聞く事も有益だと思いますが、その後に自分自身が実際に現地を確認することが大切です。自分が住んでいる場所でどれだけ情報を収集しても、移住先を実際に見てみないと分からない事は多いと思います。日帰りでは確認できる事も限られてくるので、できれば1~2泊のスケジュールで訪れるのが良いと思います。もちろんお金や時間との兼ね合いもあると思いますが、少しの手間や時間を惜しんだことで、移住後にイメージしていた暮らしと実際の生活にずれが出てきてしまうと、とても損だと思うのです。できれば複数回現地を訪れるのが理想ですね。また、短い期間に移住を決めると焦りが出てきてしまうため、ちょっとでも興味を持った時点で少しずつ情報を集めてよく考えることが重要だと思います。
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