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第五回「就農移住」 ある日の東京窓口の相談から

新年、明けましておめでとうございます。

今年も、岡山市移住相談東京窓口をよろしくお願いいたします。

 

さて、新年一発目のお話は、「就農移住」についてです。

 

先日、来られた相談者の方は、岡山市で農業をやりたいという希望を持たれていらっしゃいました。

 

実は、この東京窓口での就農の相談はあまり多くありません。

 

就農するのに、なぜ、岡山市を選ばれたのですかという私の質問に、その方は、気候もよく、大きな自然災害がないので、農業をしやすいのではないかと思ったことや、有名な果物があること、そして、もし就農して、けがや病気になったときでも、規模の大きな政令都市なので、そんなに仕事を選ばなければ再就職が可能だろうし、大きな病院などもあり、安心感があると答えられました。そして、釣りが好きなので、海のある岡山市は自分に合っていると、笑顔でお話しされました。私がびっくりしたのは、こういう移住の考え方をノートに記入して、整理されていることでした。

 

ただし、就農は、研修や事業計画作成など、いろいろと準備が大変な側面もあります。

 

そこで、その場で、岡山市の就農サポートセンターに私の方から電話をし、就農担当者に具体的なことをいろいろと聞いてみました。

 

受け入れの時期について、研修中の住まいはどうすればいいか、受け入れ条件、岡山市就農サポートセンターが推している作物は何か、などをその場で確認しました。

 

この方は、丁寧にメモを取りながら聞いていました。

 

たった1時間弱の相談ではありましたが、この方の実直な人柄が伝わり、ぜひ、岡山市に来ていただき、おいしい農作物を作ってほしいなと思いました。

 

ちなみに、今、岡山市就農サポートセンターは、イチゴ、桃、有機無農薬野菜の就農者を求めています。ご興味のある方は、東京窓口まで、お問い合わせください。

 

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   ◎第四回◎  「大切なものは」          12月22日 

 

先日、好きだったドラマの最終回がありました。

若い女性が、マンションを買うために、貯金をし、モデルルームに通う話です。

このドラマの中に、「大切なものは手に入れてからが本当の勝負だ」というセリフがありました。

 

50年以上を生きてきて、この言葉は、本当にそうだなーと感じています。

若い頃は気がつかなかったことですし、もし、気が付いていたら、私の人生ももっといいものになったかもしれません。 

 

若い頃は、大切なものを一生懸命に手に入れようとしました。手に入れることだけが目的であるかのように。大学受験、仕事、友人、家族、住まい、車、、、。でも、手に入れたものを継続して大切にできたかというと、すべてがそうではありません。 

 

「移住」についてもまさにそうですね。移住することがゴールではなく、移住して、その街で、幸せになることがゴールです。だから、移住してからが本当の勝負になるのです。 

 

岡山市へ移住された方が、岡山市での生活をずっと大切にされることを願っています。

 

 

  

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   ◎第三回◎  「人と人のつながり」          12月13日 

 

 

その方が、岡山市移住東京相談窓口に来られたのは二度目でした。 

 

最初に相談に来られたとき、「岡山市へ移住して、飲食店を開業したい」というご希望を話されていたことをよく覚えています。 

 

今回の相談内容は、「店を借りる契約が完了したが、その店の内装を行う業者を紹介してほしい」という依頼でした。 

 

しかし、移住相談員は、個別に、事業社を紹介できないルールになっています。一方で、その方は、なるべく早く内装工事を行い、店をオープンさせたいということで、困っていました。 

 

そこで、ふっと思いついたのが、「岡山盛り上げよう会」です。

 

「岡山盛り上げよう会」は、岡山市移住定住支援協議会のメンバーでもあり、ボランティアで、移住者の支援活動を行っている団体です。東京で、移住相談会を行う際も、積極的に参加してくれ、実体験に基づいた移住相談を行っています。この会には、いく人かの建築士の方がいるというのを以前聞いていました。

 

そのことを相談者に話したところ、後日、「岡山盛り上げよう会」へ相談され、無事、内装工事に着手したということです。 

 

岡山市は、東京から730キロ離れていますが、人と人がつながれば、「移住」という人生の大事業もどうにか乗り切れていくものだと感じました。

 

今度、岡山へ行った際には、このお店をぜひ、訪ねてみようと思います。

 

 

 

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◎第二回◎ 「人生の転機」  12月2日 

 

 

                                                                             

先日、20歳代と思われる男性が、移住の相談に来ました。

 

その方は、ずっと東京で育ってきたけど、彼女が、岡山にいるので、岡山で仕事を見つけ、移住したいとのことでした。

 

今まで販売の仕事をしてきたが、特に職種にこだわりはない、ただ、転職活動を今までしたことがないので、求人票の見方などが、今一つわからないということでした。

  

そこで、タブレットでハローワークの求人票を開き、ひとつひとつをいっしょに見ていきました。

 

移住相談員は、直接、仕事を紹介することはできませんが、ハローワークの求人票の見方などについては、アドバイスできます。

  

岡山の求人の特徴、給与のこと、経験・未経験のこと、休日のこと、仕事の内容のことなどを話しているうちに、その方の口から、「未経験だけども、工場などで、生産の仕事に興味がある」という言葉がポロッと出てきました。

  

この言葉を聞いた瞬間、私はなぜかとてもうれしい気持ちになりました。

 

それは、たぶん、岡山市へ移住し、未経験の仕事に挑戦し、自分の人生を新しく切り開いていこうという、気持ちを感じることができたからだと思います。 

 

岡山市で、いい人生を送られることを願ってやみません。 

  

 

 

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◎第一回◎ 「移住のイメージ」    11月18日

 

 

先日、東京窓口に、移住の相談に来られた方が、言ったひと言がとても印象に残っています。

それは、「今まで、ネットや地図で、移住について調べていたけど、ここに相談に来て、イメージがわいた」という意味のことをおっしゃったことです。

 

この方は、定年退職後、気候のいい岡山市へ移住され、庭で小さな菜園をやりながら、のんびり生活したい。本格的な田舎暮らしではなく、医療設備の整ったほどほどの都会で暮らしたい、ということでした。

 

その希望に合ったエリアや不動産の状況、近郊の自然などについて、1時間に渡り、いろいろお話ししたところ、「移住のイメージがわいた」とおっしゃたわけです。

 

「移住のイメージ」、とても大切ですね。

 

一人で調べていても、なかなかわいてこない、「移住のイメージ」が相談窓口でいろいろ話すことによってわいてくるのであれば、担当者としては、こんなにうれしいことはありません。

ぜひ、移住をお考え方は、窓口にいらっしゃって、「移住のイメージ」をつかんでみてはいかがでしょうか。

心より、お待ちいたします。

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