移住者インタビュー
岡山市北区
30代
Iターン
主婦
母子移住
- 出身地:
- 東京都
- 取材時住所:
- 岡山市北区
- 移住年:
- 2014年
- 年齢:
- 31歳
- 家族構成:
- 4人(本人、夫、娘2人)
- 職業:
- 専業主婦
インターネットでの 情報収集・岡山在住の 友人とコンタクト
岡山県など自治体主催 の移住説明会に参加
家族で岡山の街の様子を下見
お試し住宅入居の申込
繰り上げ当選で入居が 決定、岡山市へ
娘たちの健康のために移住を決意。今では顔色もよく元気に外遊びをしていることが、何物にも代えられない喜びです。
岡山市への移住を決められたきっかけは?
東日本大震災が起こった当時、東京に住んでいました。上の娘はまだ満一歳を迎えておらず、ミルクやお風呂などに使う水や、食品の安全性が気になる毎日でした。その後、下の娘が生まれたこともあり、一段と気を遣うようになりました。
大量のペットボトルの水を常備し、毎日の食材も産地表示を見ながら厳選していたので、「やりすぎではないか」と周囲からは奇異の目で見られることもありました。外出時も娘たちにはマスクをさせ、道端の草花や落ち葉、枝などには触れさせないように注意していました。できるだけのことはしていたのですが、顔色がすぐれず、じんましんが出たり頻繁に風邪をひくなど小児科通いが続いた娘たち。健康状態は、日増しに悪化しているように思えてなりませんでした。
日常生活での配慮は娘たちの体調を心配してのことだったのですが、我が家の方針が誰にでも理解される訳ではなく、気持ちをわかってもらえないというしんどさが募りました。そんな現状を打開するには移住という選択肢もあるのではないか、と思ったことが岡山に来るきっかけになりました。
大量のペットボトルの水を常備し、毎日の食材も産地表示を見ながら厳選していたので、「やりすぎではないか」と周囲からは奇異の目で見られることもありました。外出時も娘たちにはマスクをさせ、道端の草花や落ち葉、枝などには触れさせないように注意していました。できるだけのことはしていたのですが、顔色がすぐれず、じんましんが出たり頻繁に風邪をひくなど小児科通いが続いた娘たち。健康状態は、日増しに悪化しているように思えてなりませんでした。
日常生活での配慮は娘たちの体調を心配してのことだったのですが、我が家の方針が誰にでも理解される訳ではなく、気持ちをわかってもらえないというしんどさが募りました。そんな現状を打開するには移住という選択肢もあるのではないか、と思ったことが岡山に来るきっかけになりました。
移住するまでの流れを教えてください。
子どもの健康についてなど、同じような考えを持つ友人からの情報で、地方の自治体が東京で主催する「移住相談会」のことを知りました。移住先の候補地は九州や香川県、岡山県に絞り込んでいたので、岡山県の相談会にも参加。疑問に思っていたことを質問でき、相談に乗っていただいたおかげで解決しました。このほか、すでに移住されている方の現在の生活についてお話を伺う機会もあり、とても参考になりました。「ほっと岡山」さんに電話やメールで問い合わせをして、幼稚園や保育園のことを相談できたのも助かりました。
もう一つ心強かったのは、高校のときの友人がたまたま岡山に住んでいたこと。街の下見を兼ねて、久しぶりの再会のために岡山を訪問することになりました。友人宅に家族で泊めてもらって、昼間はレンタカーで街の様子を見て回りました。暮らしやすそうな街という印象で、一段と移住が現実味を増しました。岡山での暮らしについても、その友人からいろいろと教えてもらうことができました。
候補地の中から岡山に決定したのは、私の実母が孫である娘たち2人に会いに来やすいように、という配慮からです。東京からだと新幹線で半日もかからず、乗り換えもありません。アクセスの良さは他の候補地にはないメリットです。
その後、岡山市の「お試し住宅」への入居者募集を知り、応募しました。人気が高く応募者が多いので、抽選制です。一旦は落選通知を受けたので、一般の不動産屋さんで物件を探し始めたところ、運よく繰り上げ当選して入居できることに。2014年の10月の末に引っ越して来ました。
もう一つ心強かったのは、高校のときの友人がたまたま岡山に住んでいたこと。街の下見を兼ねて、久しぶりの再会のために岡山を訪問することになりました。友人宅に家族で泊めてもらって、昼間はレンタカーで街の様子を見て回りました。暮らしやすそうな街という印象で、一段と移住が現実味を増しました。岡山での暮らしについても、その友人からいろいろと教えてもらうことができました。
候補地の中から岡山に決定したのは、私の実母が孫である娘たち2人に会いに来やすいように、という配慮からです。東京からだと新幹線で半日もかからず、乗り換えもありません。アクセスの良さは他の候補地にはないメリットです。
その後、岡山市の「お試し住宅」への入居者募集を知り、応募しました。人気が高く応募者が多いので、抽選制です。一旦は落選通知を受けたので、一般の不動産屋さんで物件を探し始めたところ、運よく繰り上げ当選して入居できることに。2014年の10月の末に引っ越して来ました。
現在の生活について教えてください。
現在は、私と娘たちの3人で生活しています。夫は仕事があり、転勤などもないのでしばらく東京で仕事を続けることになりそうです。私は、まだ下の娘が2歳と小さいため、パートに出ることはせずに、専業主婦として子育てに専念しています。東京と岡山での二重生活で、生活費の面での心配もありますし、それ以上に子どもたちが父親を恋しがって、寂しそうなのも気がかりではあります。それでも、娘たちは健康を取り戻したようですし、東京ではずっとさせていなかった外遊びも満喫しています。2人の姿を見た夫も、その点は納得してくれているみたいです。
移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
現在車がなく、主な交通手段は自転車なので、多少不便を感じることはあります。最寄りの駅から遠く、岡山市中心部に出るためのバスの便も決して多くはありません。時間の融通がきく自転車が一番なのですが、前後に娘たち2人を乗せての運転は何かと不安もあります。上の娘はあと一年と少しで小学校入学を控えているため、校区のことも気になっています。「お試し住宅」は期限付きなので近々引越し先を探す予定ですが、希望の校区で良い物件が見付かることを期待しています。あとは自転車圏内に子どもが無料で遊べる児童館などの屋内施設が見つからずに今に至るので、情報を集めているところです。
娘たちの健康を一番に考えて移住に踏み切ったものの、東京で家を購入したばかりというタイミングだったこともあり、実家の両親をはじめ周囲には反対されての大英断でした。最初は夫にも反対されましたし、仲の良かった友人たちとも別れてのことだったので、順調とは言えない滑り出しでした。特に夫については離れて暮らすことでお互い寂しい思いもあり、一緒に暮らすことが目下の課題です。時間はかかると思いますが、娘たちのためにも将来的には解決していきたいと思っています。
娘たちの健康を一番に考えて移住に踏み切ったものの、東京で家を購入したばかりというタイミングだったこともあり、実家の両親をはじめ周囲には反対されての大英断でした。最初は夫にも反対されましたし、仲の良かった友人たちとも別れてのことだったので、順調とは言えない滑り出しでした。特に夫については離れて暮らすことでお互い寂しい思いもあり、一緒に暮らすことが目下の課題です。時間はかかると思いますが、娘たちのためにも将来的には解決していきたいと思っています。
移住後に感じた岡山の魅力とは?
昨年秋に移住して来て、まだそれほど時間が経っていませんが、娘たちの健康状態はとても良く、風邪さえひいていません。一年前のことを思えば、想像もしていなかったことです。気になっていた顔色もとても良くなり、寒い中でも元気に外遊びをしているほど。私も娘たちと一緒になって公園で思いっきり走ったり、葉っぱや花、木の実に触れられる時間を楽しんでいます。こんな風に遊べる日が来るのをずっと夢見ていたので、嬉しいの一言に尽きます。気になっていた食の面も煩わしさがなくなりました。岡山県産の食材を近所のスーパーで買えるのはありがたいですね。まさに、ストレス・フリーです。
岡山には子どもが安心して遊べる公園が多く、外遊びの楽しさを大人ともども実感できると思います。特にお気に入りなのは、「こどもの森」「太陽の丘公園」「浦安総合公園」です。夏の手作りウォータースライダー大会や、焼き芋会などのイベントも、気軽に参加できてとても楽しかったです。
岡山には子どもが安心して遊べる公園が多く、外遊びの楽しさを大人ともども実感できると思います。特にお気に入りなのは、「こどもの森」「太陽の丘公園」「浦安総合公園」です。夏の手作りウォータースライダー大会や、焼き芋会などのイベントも、気軽に参加できてとても楽しかったです。
移住を検討されている方へのメッセージ・アドバイス
岡山は住みやすいところです。食べ物の不安がなくなりましたし、子どもたちが元気になったのを見ると移住して良かったと思っています。もしも、私と同じようにずっと悩んで過ごされているなら、東京で行われている移住説明会に参加するなど、できることから始めてみてください。一歩踏み出すことが何よりも大切。勇気が要りますが、きっと何かが変わり始めると思います。