移住者インタビュー

岡山市東区
30代
Uターン
家族移住
出身地:
岡山県
取材時住所:
岡山市東区
移住年:
2020年
年齢:
38歳
家族構成:
4人(本人、妻、娘2人)
職業:
接骨院経営
接骨院開業に向けて開業場所を検討
生まれ育った岡山市にUターンして開業することを決意
自治体や商工会の支援制度も活用して岡山市に移住

生まれ育った岡山市にUターンして接骨院を開業。子どもの頃から変わらない街の魅力を感じています。

岡山市への移住を決められたきっかけは?
岡山市内で生まれ育って、大学進学を機に県外へ出た後、一時期は岡山で就職して働いていました。その後、柔道整復師の資格を取って接骨院を開業するという夢を叶えるために単身で東京へ移住し、約6年間修業を行いました。開業に向けた具体的な計画を立てていくなかで、関東地方での開業も考えたのですが、地元の岡山で暮らす両親のこと、自分が長男であること、また子育ては岡山でしたいと思ったことから、岡山にUターンして開業を目指すことを決めました。

移住して接骨院を開業するにあたっては、岡山市の「岡山市移住支援金」制度や、岡山県の「おかやま起業支援金」制度を利用させていただきました。こうした支援を受けることができ、また開業によって地元の地域課題解決の一助になれると考えたことも、岡山市への移住を決める大きな要因になりました。
移住するまでの流れを教えてください。
地元へのUターンでもあり、私が子どもの頃に暮らしていた住居スペースも空いていたので、生活のための家探しは苦労しませんでした。私が東京で修業している間、妻と娘は妻の実家で生活していたのですが、娘が小学校に上がるタイミングで、妻と娘は一足先に岡山での生活をスタート。私も東京での仕事の引継ぎなどを終えた後、2020年に岡山市にUターンして、家族での生活を再開しました。
現在の生活について教えてください。
住まいからも近い場所に接骨院を開業し、妻やスタッフと一緒に仕事をしています。月に1回ほど、近所の小学校の体育館を借りて、地元の高齢者や運動不足を感じている方を対象として運動教室を開催しています。自分の知識や技能を生かして、地域の方の健康づくりをサポートしていければと思っています。まずは自分の生活の基盤を固めてから、地域の活動にもこれまで以上に積極的に取り組んでいきたいと考えています。

生まれ育った街でもあり、すぐそばに学校やスーパーもあって、生活面で不便なことはありません。
移住してみて苦労したこと、事前に調べておけばよかったことは?
本当は移住して直ぐにでも開業しようと考えていたのですが、店舗物件探しが思いのほか難航してしまいました。「手頃な物件があるだろう」と考えていたのですが、思い描いていた立地や広さ、駐車場などの条件と価格が見合わずに、毎日物件探しに奔走していました。最終的にご縁があって今の物件に出会うことができたのですが、移住する先で起業を考えている方は事前によく調査しておくと良いかもしれません。
移住後に感じた岡山の魅力とは?
育った街が変わらずそのままあること、「変わらないこと」が魅力ではないかと感じています。落ち着いた街の感じが好きですし、自分を受け入れてくれる場所だという安心感があります。

あとは人の魅力ですね。昔から知っている近所の人たちもそうですし、「おかやま起業支援金」制度の担当者の方は、とても親身になって相談に乗ってくださいました。知り合いがお客様を紹介してくださることもあって、たくさんの方に支えてもらっていると感じます。
移住を検討されている方へのメッセージ・アドバイス
移住後に自分が何をしたいのかを明確にすることが大事なことかなと思います。そして、移住を検討している地域のコミュニティを見つけて、積極的にそこに入っていってみることをお薦めします。自分にとって居心地が良い場所かどうか、実際に人と会うことで分かることも多いと思います。起業を考えている人は、移住先の自治体や商工会等で対象となる助成金があるかどうかなども、リサーチしておくと良いですね。

私自身やスタッフは、近隣の方にしっかり自分たちからご挨拶することを心がけています。移住先の人とコミュケーションを取って仲良くなることも大切なことだと思います。
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