移住者インタビュー

岡山市北区
40代
Iターン
家族移住
出身地:
埼玉県越谷市
取材時住所:
岡山市北区
移住年:
2012年
年齢:
47歳
家族構成:
2人(本人、息子)
職業:
自営業(セラピースタジオ主宰)
東日本大震災を機に、友人が住んでいる岡山へ移住を決意
移住について情報収集し、住まいを探す
岡山市に移住
移住から9年経ち、息子さんが中学校に進学。セラピーの仕事を続けながら、現在も岡山市内で暮らす

程よく便利で、穏やかな暮らしを満喫できる岡山。息子の成長と共に、子育てのしやすさも実感しています。

移住後の生活の変化について教えてください。
東日本大震災の翌年に、生まれ育った埼玉県から岡山市へ引っ越しました。岡山は移住をする十数年前からご縁があり、大好きな音楽を通じて知り合った人たちが住んでいたことから、何度か足を運んでいました。当時から住みやすそうで魅力的な街だな、という印象を持っていたんです。震災後は環境の変化に不安があり、子どもの健康を守りたいと移住を決意。あれから9年ほど経ちましたが、今も変わらず岡山での穏やかな暮らしを楽しんでいます。

変化したことと言えば、パート先が幾つか変わったことと、一人息子の成長ぐらいでしょうか。移住した時は6歳だった息子も中学三年生になり、すっかり岡山の環境になじんでいます。元々大好きだった岡山に親子で移住してからは、毎日が新鮮で楽しい日々。時が経ち、いつしかそれが当たり前の日常になっていることに幸せを感じています。
現在の暮らしについて教えてください。
本業は、ボディケアやカウンセリングを行うセラピースタジオを運営しています。自宅の一室を利用したプライベート的なサロンですが、それと並行して週3~4日はパート勤めもしています。今のパート先は地元の企業で、家からは車で約20分の距離。岡山市の中心部にあるので、通勤途中に買い物や用事を済ませることができて便利です。

息子が中学生になってからは、留守番も任せられるようになりました。子育てに手がかからなくなってきたおかげで、行動範囲が広がりましたね。数年前には関西のエステサロンに月1回のペースで通い、仕事のための技術を学んでいたことも。個人事業とパートのダブルワークを続けながら、自分のやりたいことが少しずつ実現できるようになりました。
住んでみて感じる、岡山の魅力は?
岡山市に関して言うと、政令指定都市であることのメリットを強く感じます。岡山の中心地として都市機能が充実していて、生活に必要なものがすべてそろうのが魅力。総合病院や学校、図書館、商業施設や映画館などに足を運びやすく、仕事の数も多いので、自分に合った施設や職場を選ぶ幅が広がります。東京で例えると23区内で暮らすような感覚でしょうか。もちろん、首都圏などに比べると規模の小さい地方都市ですが、こぢんまりとした中に程よい便利さがあるからこそ、生活コストをおさえながら快適に暮らせるのだと思います。

岡山県内にも様々な市町村があり、それぞれに異なった地域性や魅力があります。田舎暮らしを求めて岡山に移住する人も多いと思いますが、岡山市には田舎と街のどちらの良さも備わっています。街ならではの生活がしたかった私にとって、岡山市はまさにぴったりの移住先でしたね。
今も岡山に住み続ける理由を教えてください。
安心して暮らせる環境の良さはもちろん、私にとっては子育てや教育面でのメリットも大きいですね。息子は居住学区の小学校を卒業し、今は岡山市内にある公立の中高一貫校に通っています。ここは自由な校風が特徴で、岡山市内全域から生徒が集まり、移住してこられた方のお子さんも多く通っています。息子も様々な価値観を持つ友人たちに囲まれ、毎日楽しく学校生活を送ることができています。私自身も地元の進学動向などにこだわりがなく、子どもにとって一番魅力的だと思える学校を選びたいと思っていました。素晴らしい学校に巡り合うことができただけでも、岡山市に移住して本当に良かったと感じています。

岡山は身近な場所に自然があるので、小さい頃から海や山、川、植物や生き物と触れ合えるのも魅力。お金をかけずに遊べて、のびのびと子育てができる環境です。
将来の展望、今後の目標や夢を教えてください。
息子が高校に進学したら、今より仕事の幅を広げたいと考えています。本業にもっと力を入れていきながら、自分の時間も増やせたらうれしいですね。岡山は生活がコンパクトでコストがおさえられる分、大都市の生活に比べて、やりたいことにお金と時間がかけられるのではないでしょうか。

息子が将来どんな道を選ぶのかは分かりませんが、進路や働き方の変化に伴い、親子のライフスタイルや住む場所が変わる可能性もあります。とはいえ、岡山市での暮らしをまだまだ楽しみたい気持ちもあるので、今の暮らしの延長線上でゆっくり考えていきたいと思います。
これから移住される方へのメッセージ・アドバイス
可能であれば、事前に移住先での交流の場をみつけておくのがおすすめです。特に単身者や夫婦、親子2人などの少人数で移住する場合は、移住前から相談できる移住者支援団体や、そこから得られる情報が心強いはず。移住者同士のコミュニティに参加するのも一つの手段ですし、人との対面が難しい今の状況こそSNSでの交流も良いと思います。



私は「岡山の知り合いのひとりになる」というスタンスで移住者支援活動をしていましたが、同じ想いを持つ人同士でつながりが持てれば、移住後の暮らしがより豊かになると思います。移住後も、いろいろな情報を発信している方とコンタクトを取ったり、自分自身が受け入れ側に回ったりと、自分に合う方法で人との縁を広げてください。


▼中野さん 前回のインタビューはこちら
以前から縁があり、暮らしてみたいと思っていた岡山。仕事も趣味も充実していて、親子ともども楽しんでいます。
他の移住者の方々

このページを見た人はこんなページも見ています

〇 5分でわかる岡山の魅力 〇 お知らせ&イベント情報「12月21日夜の岡山城を貸し切って移住相談会と移住者交流会を開催します!」 〇 UIJターン希望者の就職・転職活動支援 〇 「集え!移住相談会in岡山城」相談予約フォーム
お問い合わせ 個人情報・著作権・セキュリティについて サイトマップ